レディプレイヤー1

ネタバレ含む感想

 

 

 

 

 

 

 

総評するとオタクに向けた映画であったように思う。

社会問題の解決を諦めた人類には無秩序で荒れ果て貧富の差が露骨に広がった世界を舞台に、人々の拠り所であるVRの中で繰り広げられる宝探しの冒険譚が話の大筋にありつつ、リアルと仮想世界をうまく織り交ぜつつ王道展開と綺麗な伏線を使いこなしたとても面白いはなしでした。

作中の小ネタ(ヒロインのバイクがAKIRAのあれ)はもちろん、複線の仕掛け方がすっごいオタク好みでしたね。

最初のレースの仕掛けなんかはバグ技で正規ルート外の部分を活用した時の雰囲気感じられたり、案内人のコインの伏線が最後のどんでん返しに使われたり、個人的には小ネタよりも話の構成なんかが大変、オタク好みだとおもいました。

概念的なあれ

他人からしてほしいことって自分がされてほしいこととはよくある話で、割としょっちゅう「私は浮気されても戻ってくるなら許すわ」っていう話をされるんですよね。

別段浮気する気もないのにいきなりそんな話されるせいと人の嫌がることばっかりしてくるせいで不信感高い今どうしても暗に「浮気するけど許せよ」つってるよーにしか思えないんすよね。

そんな時に最近めんどくさくなってきた先輩としょっちゅう喫煙所で楽しく談笑して一緒に喫煙所から出てくるとか見せられて完全に信用できないんすよね。直接言わずに皮肉っぽく言ってる俺も悪いけど、何度言っても偶然だよー笑とかはぐらかすし。普段エコー一本数分で終わらせてる先輩が彼女と一緒の時だけ二本ゆっくり吸って一緒に出てくるとか明らかに変なんだよな。

ちなみに先輩がめんどくさいのは遅刻してきてもヘーキで朝の処理前に一服決めたと思ったら朝の処理終わったらまたタバコ決めてるとこですね。こっちはチェック諸々してんのに。

 

 

何考えてるのか分かんないのがめちゃくちゃ気味悪くて怖い。

 

シンフォギアAXZ一一話まで見ました。

シンフォギア第四期 戦姫絶唱シンフォギアAXZ

アマプラで全部観ました。

 

SONGがちゃんと動き始めたからかみんな制服来ててちょっとワクワクした。

なんかこう、クリスとかマリア切歌調が全員同じ制服に身を包んでるのめちゃくちゃ地味に心の奥底震わせてくる。

序盤からなかなか重く、内乱の続く国にで向かった奏者、そこでクリスの過去が関わってくるわまた錬金術師が出てくるわで思いっきり広げた風呂敷が楽しませてくれました。

四期でもクリスは選択することの悩みから離れられなくて、アルカノイズから助けるために少年の足を撃ったことをそれしかなかったという言葉で納得させつつそれでも悔やんでいるのがすっごいクリスらしくてよい。

そしてカリオストロとの戦いでいい方向に吹っ切ることができて、すっごいいい表情になったのがいいまとめ方している。その時のマリアの「遅かったじゃない、でもいい顔してるから許す!」っていい方がすっごいツボ。

 

また、戦力向上の名目で固定ペア以外での戦闘訓練。これまで組んだことがないペアで初めて出てくる問題がまたなんとも、面白い。調の作る壁を壊したのが孤独であった翼というのがホント上手だ。

 

そして敵のラスボスが三木さんでめちゃくちゃおもしろい。登場の半分が全裸ってどうなのさ。

 

全然まとまってない感想にはなるけど、各キャラちゃんと掘り下げがあって飽きさせない四期になっているというのが全体の感想です。

シンフォギアGX

シンフォギアGX視聴完了しました。

全体を通してのテーマは親と娘の関係が主軸だったのかな。

 

個人的に期待していた歌と変身バンク。

恒例なのか1話からマリアとツバサによるライブシーンから始まって、ライブシーンの演出はなかなか圧巻でした。綺麗。ドームが開く演出のとこはめっちゃ好き。

 

変身バンクはまた新たに書き直したみたいで更にかっこよくなっていました。ぶっちゃけ変身バンクがあるアニメ大体神アニメだと思うんですよ。グレンラガンしかりDTB二期しかり。

 

GX序盤では響が戦う力と人を助ける手の葛藤で変身できなくなって、マリアがガングニールに変身した時に戸惑いから起こってしまったりして割りと不和な展開が続くのかと焦ったけど、そこはテンポよく回収したのは助かった。拳で殴る解決のためじゃなく未来を助けるために変身できたってのはベタベタな展開なんだけど王道ってベタベタな展開がよい。でもその後に速攻で変身できなくするのは心臓に悪い。

 

そして待ちに待った強化タイム。

イグナイトモジュールなる機能、一期から存在した暴走というギミックをうまく取り入れて変身強化に使うのは燃える。

その中で良かったのは翼とクリスがイグナイトモジュールを初めて起動したシーン。

変身直前に切歌と調が二人で先に戦うもピンチになって、誰か助けて!つったときに「誰かなんてつれねえこというなよ」つって登場する先輩キャラとかかっこいい以外の何物でもないと思う。

翼がクリスの手を取ってなんやかんやするあのシーンは、二人の間の支えってのを綺麗にかっこよく描写してて、感無量。

 

後半から父親と娘の関係性をより深く描写していく。風鳴家の剣と父の関係、響と逃げ出した父とのぶつかり合い。ネタバレは回避するけど流石に掃除するなら片付けもシてあげてほしいなと思いました。

 

話は変わって再登場したあの人。ほんとぶれないですね。

ぶれないまま好き放題やりつつ最後の最後でああいうのはほんと切なくなるのでやめてほしい、最低の英雄でした。

 

そうこうしているうちに最終話、正義を信じて、握りしめて。

キャロルの世界を全て解体してやろうというヤバレカバレの攻撃に対してタイトル通りGXになった6人分の力のぶつかり合い。ほんとこういうの好きたまらない。

 

ざっくり駆け足で最終話まで観てみたけど、とっても良かった。オタク記事書くぐらいにはほんとよかった。相変わらずEDの入りが神がかってるのと、あまプラだと連続再生するせいで第12話でEDからのEDみたいになったときは心が震えた。最終話近くでEDを最初に持ってきたりOPを最初に持ってくるアニメは最高のアニメだよ。

 

GXでの雪音クリスの存在を振り返ってみると、一期では誰も頼って背中を預けることを知らなかったクリスが歌で世界を守ろうとして、二期では翼という先輩と近い立場の響たちと背中を合わせて戦いつつ、信頼の強さを覚えて。そしてGXでは初めてできた後輩に自分が知る限りの先輩像であろうとして不器用に守り続けたのがすっごい愛おしい。空回りしたり後輩が勝手に成長してたり、それでもやっぱり先輩としてかっこつけたり、シンフォギアという枠の中で唯一立場が期を追うごとに変化していてその変化を観ていくのが本当に、楽しい。

個人的に先輩としてのクリスでぐっと着たのが学校で躊躇ってる切歌と調を後ろから後押ししてるシーンです。お前ホントかわいいな。

 

不等号とかで何期がよかったみたいな評価はしたくないしどれも非常に面白く楽しめてます。Amazon Primeに入っててよかった。

 

シンフォギアG(終)

ちまちま家事の空き時間とかに見てたらシンフォギアG見終わりました。

 

シンフォギア2期から続けて見たのですが、熱量そのままでうまく広げていって回収したなというのが全体の感想。

細かいところで言えば緒川さんが忍者だったり玄十郎さんが生身で強かったところが気になりつつ。

前の記事で書いたように一期と比べて変身バンクがより気合入ってたり、バイクに乗ったまま変身したりと少年の好きな要素がプラスされている印象。

後は関係性についての深め方も上手くて三人の中で先輩である翼の位置や今まで孤独だったクリスの立ち位置、そして響の立ち位置。それらに呼応して未来の存在意義もより確かになって、上手いこと描写してて燃えました。

 

マイベストバウトはやっぱり最期の翼vsクリスからのノイズ戦です。

信頼という関係性を語らずして描写するの男心くすぐられた。

 

タイトルのGはガングニールのGでいいんだろうかと思いつつGX見ます。

 

シンフォギアG

シンフォギアG見てるんですけど何がいいって変身バンクが気合入ってることですかね。

こういうのすっごい大好き。

限りある尺の中で初回はそれぞれ数秒ずつ使って見せてきて、次の回の共闘するあたりで三人同時の変身バンクになるのがすっごい好き。多分プリキュアとかあの辺で刷り込まれた。

シンフォギアでいうといろんな箇所のギアががっしょんがっしょん変形して、最後にポージングちゃんと取るのがとてもよい。

 

そんなこんなで12話まで見てみました。相手も味方も誰かのために何とかしようとして、それが戦いになってしまうというのが、切ないけれど愛おしい。

クリスが翼をご飯に誘った時に名前くらい呼んでくれと言われて、少し照れて呼ばなかったの絶対伏線だなぁと思ってたんですけど、

まさか12話で裏切って敵になったクリスが先輩風を吹かす翼と対峙して、先輩呼びした後に全てを察して理解して行動した翼とクリスの関係性。

単純な信頼だけじゃなく一期から今までの積み重ねた関係がそのバックボーンにあると思うとものすごくよい。熱い。これこそが王道だ。

 

そんな中一人ギアを纏わず中心に向かってる響がどうするのか明日見ます。