シンフォギアGX

シンフォギアGX視聴完了しました。

全体を通してのテーマは親と娘の関係が主軸だったのかな。

 

個人的に期待していた歌と変身バンク。

恒例なのか1話からマリアとツバサによるライブシーンから始まって、ライブシーンの演出はなかなか圧巻でした。綺麗。ドームが開く演出のとこはめっちゃ好き。

 

変身バンクはまた新たに書き直したみたいで更にかっこよくなっていました。ぶっちゃけ変身バンクがあるアニメ大体神アニメだと思うんですよ。グレンラガンしかりDTB二期しかり。

 

GX序盤では響が戦う力と人を助ける手の葛藤で変身できなくなって、マリアがガングニールに変身した時に戸惑いから起こってしまったりして割りと不和な展開が続くのかと焦ったけど、そこはテンポよく回収したのは助かった。拳で殴る解決のためじゃなく未来を助けるために変身できたってのはベタベタな展開なんだけど王道ってベタベタな展開がよい。でもその後に速攻で変身できなくするのは心臓に悪い。

 

そして待ちに待った強化タイム。

イグナイトモジュールなる機能、一期から存在した暴走というギミックをうまく取り入れて変身強化に使うのは燃える。

その中で良かったのは翼とクリスがイグナイトモジュールを初めて起動したシーン。

変身直前に切歌と調が二人で先に戦うもピンチになって、誰か助けて!つったときに「誰かなんてつれねえこというなよ」つって登場する先輩キャラとかかっこいい以外の何物でもないと思う。

翼がクリスの手を取ってなんやかんやするあのシーンは、二人の間の支えってのを綺麗にかっこよく描写してて、感無量。

 

後半から父親と娘の関係性をより深く描写していく。風鳴家の剣と父の関係、響と逃げ出した父とのぶつかり合い。ネタバレは回避するけど流石に掃除するなら片付けもシてあげてほしいなと思いました。

 

話は変わって再登場したあの人。ほんとぶれないですね。

ぶれないまま好き放題やりつつ最後の最後でああいうのはほんと切なくなるのでやめてほしい、最低の英雄でした。

 

そうこうしているうちに最終話、正義を信じて、握りしめて。

キャロルの世界を全て解体してやろうというヤバレカバレの攻撃に対してタイトル通りGXになった6人分の力のぶつかり合い。ほんとこういうの好きたまらない。

 

ざっくり駆け足で最終話まで観てみたけど、とっても良かった。オタク記事書くぐらいにはほんとよかった。相変わらずEDの入りが神がかってるのと、あまプラだと連続再生するせいで第12話でEDからのEDみたいになったときは心が震えた。最終話近くでEDを最初に持ってきたりOPを最初に持ってくるアニメは最高のアニメだよ。

 

GXでの雪音クリスの存在を振り返ってみると、一期では誰も頼って背中を預けることを知らなかったクリスが歌で世界を守ろうとして、二期では翼という先輩と近い立場の響たちと背中を合わせて戦いつつ、信頼の強さを覚えて。そしてGXでは初めてできた後輩に自分が知る限りの先輩像であろうとして不器用に守り続けたのがすっごい愛おしい。空回りしたり後輩が勝手に成長してたり、それでもやっぱり先輩としてかっこつけたり、シンフォギアという枠の中で唯一立場が期を追うごとに変化していてその変化を観ていくのが本当に、楽しい。

個人的に先輩としてのクリスでぐっと着たのが学校で躊躇ってる切歌と調を後ろから後押ししてるシーンです。お前ホントかわいいな。

 

不等号とかで何期がよかったみたいな評価はしたくないしどれも非常に面白く楽しめてます。Amazon Primeに入っててよかった。